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*EXPANSION

キーワードのタイプ:モデル定義、材料

このオプションを使用すると材料の熱膨張係数を定義することができます。係数は参照温度 Tref での全膨張係数と解釈されます。つまり初期温度 T0 で最終温度 T の材料の熱ひずみ εth は以下の式によって決定されます。

$\displaystyle \epsilon_{th}=\alpha(T)(T-T_{ref})-\alpha(T_o)(T_o-T_{ref}),$ (337)

ここで α(T) は温度 T での熱係数です。オプションパラメーターは TYPE と ZERO の2つです。TYPE のデフォルトは TYPE=ISO で、直交異方性材料の場合には TYPE=ORTHO、異方性材料の場合には TYPE=ANISO とします。定数は全て温度依存可能です。パラメーター ZERO を使用すると参照温度を設定できます。デフォルトは 0 です。


1行目:

TYPE=ISO の場合は以下の行を入力

完全な温度依存性を定義する必要がある場合はこの行を繰り返してください。

TYPE=ORTHO の場合は以下の行を入力

完全な温度依存性を定義する必要がある場合はこの行を繰り返してください。

TYPE=ANISO の場合は以下の行を入力

完全な温度依存性を定義する必要がある場合はこの行を繰り返してください。

例:
*EXPANSION,ZERO=273.
12.E-6,373.
20.E-6,573.

上記では、この材料でできている物体の熱ひずみは温度が T=273 から T=373 の間で100.×12.×10-6=12.×10-4、T=373 から T=573 の間で300×20×10-6=60×10-4であることを表しています。


サンプルファイル: beamt、beamt2


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guido dhondt 2016-03-08