リストリクター、曲がり流路

図81: 曲がり流路の形状

曲がり流路の形状は図81に示す通りです。曲がり流路には3つのタイプがあります。TYPE = RESTRICTOR BEND IDEL CIRC、TYPE = RESTRICTOR BEND IDEL RECT の2つはどちらも[33]の損失係数を、TYPE = RESTRICTOR BEND MILLER は[52]の損失係数を使っています。最初と最後のタイプでは曲がり流路は以下の定数で表されます（*FLUID SECTION, TYPE = RESTRICTOR BEND IDEL CIRC カードまたは *FLUID SECTION, TYPE = RESTRICTOR BEND MILLER カードの下の行で順に指定されます）：

• 曲げ部上流の断面積 A
• 曲げ部下流の断面積 A
• 水力直径 D_h
• 曲げ半径 R
• 曲げ角 α
• リストリクター内のオイル質量流量（*FLUID SECTION カードでオイルの種類を定義するOILパラメーターが使われた場合のみ）

これらは円形断面に適用されます。長方形断面を使う場合には定数は以下のようになります（*FLUID SECTION, TYPE = RESTRICTOR BEND IDEL RECT カードの下の行で順に指定されます）：

• 曲げ部上流の断面積 A
• 曲げ部下流の断面積 A
• 水力直径 D_h
• 曲げ半径 R
• 曲げ角 α
• 高さ a₀
• 幅 b₀
• リストリクター内のオイル質量流量（*FLUID SECTION カードでオイルの種類を定義するOILパラメーターが使われた場合のみ）

損失係数はIdelchik[33]とMiller[52]によるものを使用しています。

*FLUID SECTION カードの LIQUID パラメーターを指定することで液体の損失が計算されます。このパラメーターが指定されていない場合は圧縮性流体の損失が計算されます。

サンプルファイル: restrictor、restrictor-oil