$FOAM_TUTORIALS/discreteMethods/dsmcFoam/freeSpaceStream
直接シミュレーション・モンテカルロ(Direct Simulation Monte Carlo, DSMC)法を使って、酸素と窒素の混合気体の流れを計算します。DSMC 法は1960年代に G. A. Bird によって提案された手法で、ボルツマン方程式を使って希薄気体の流れを計算するものです。
気体の物性などの設定はディレクトリ constant のファイル dsmcProperties で、初期状態はディレクトリ system のファイル dsmcInitialiseDict で定義されています。
モデルの X、Y、Z 軸方向のサイズはそれぞれ10 cm、8 cm、8 cm で、それぞれの面には境界条件として流速 (1325, -352, 823) m/s が設定されています。
モデル形状
ディレクトリ 0 にある各変数の意味は以下の通りです。
計算結果は以下の通りです。
最終時刻での平均流速
最終時刻での DSMC 粒子の分布
DSMC 粒子を可視化するには paraFoam コマンドで ParaView にデータを読み込み後、パイプラインブラウザーの Properties タブで以下の様に設定して再度 Apply ボタンを押します。
表示アイテムの選択
31分40秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz