$FOAM_TUTORIALS/incompressible/pimpleFoam/TJunctionFan
流路の途中にファンのある T 型分岐管の流れを0秒から1.5秒まで計算します。
領域 inlet に全圧条件を適用します。0 秒で 10 m2/s2(=(kg/(m・s2))/(kg/m3)= Pa/密度)、1秒で 40 m2/s2 に設定します。出口側の領域 outlet1、領域 outlet2 に対してはそれぞれ静圧 10 m2/s2、0 m2/s2 を適用します。流路の壁にはすべり無し条件を適用します。
ファンは流れを通さない枠部分(領域 baffleFaces)と圧力勾配が与えられる羽根部分(領域 cyclicFaces)から構成されます。ファンの特性はファイル 0/p で境界条件に「type fan;」「patchType cyclic;」を使用することで指定します。
ファン形状
cyclicFaces_master
{
type fan;
patchType cyclic;
jump uniform 0;
value uniform 0;
jumpTable polynomial
1((100 0));
}
cyclicFaces_slave
{
type fan;
patchType cyclic;
value uniform 0;
}
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は3875です。
メッシュ
計算した乱流エネルギー、乱流消失率を可視化するために ParaView 上で「Properties」タブの「k」、「epsilon」にチェックを入れます。
「k」、「epsilon」にチェック
計算結果は以下の通りです。
最終時刻での流速(U)
最終時刻での圧力(p)
最終時刻での乱流エネルギー(k)
最終時刻での乱流消失率(epsilon)
ファンの位置で流速が増加していることがわかります。
57.77秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz