ビル群の周りの風環境
ケース
$FOAM_TUTORIALS/incompressible/simpleFoam/windAroundBuildings
概要
ビル群周りの風の流れを解析します。流体は領域 inlet（X最小面）から (10, 0, 0) m/s で流入し、領域 outlet（X最大面）から流出します。地面とビル表面は滑りなし条件を設定しています。それ以外の壁（領域 symmetry）は「caseDicts/setConstraintTypes（$WM_PROJECT_DIR/etc/caseDicts/setConstraintTypes）」をインクルードすることで対称条件としています。
乱流モデルには標準 k-ε モデルを使用します。
モデル形状
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は334666です。
メッシュ
メッシュ（Z = 1.5 m の XY 面）
計算結果は以下の通りです。
Z = 1.5 m の XY 面での流速（U）
Z = 1.5 m の XY 面での圧力（p）
Z = 1.5 m の XY 面での乱流エネルギー（k）
Z = 1.5 m の XY 面での乱流消失率（epsilon）
実行コマンド
cp -r $FOAM_TUTORIALS/incompressible/simpleFoam/windAroundBuildings windAroundBuildings
cd windAroundBuildings
surfaceFeatureExtract
blockMesh
snappyHexMesh -overwrite
simpleFoam
paraFoam
cd windAroundBuildings
surfaceFeatureExtract
blockMesh
snappyHexMesh -overwrite
simpleFoam
paraFoam
計算時間
6分18.35秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz