離散粒子の自由落下と堆積

OpenFOAM 4.x

ケース

$FOAM_TUTORIALS/lagrangian/MPPICFoam/column

概要

粒子体積を考慮したうえで長方形領域内での離散粒子の自由落下と堆積の様子を計算します。

モデル形状(解析領域と離散粒子) モデル形状(解析領域と離散粒子)

離散粒子の初期位置、物性はそれぞれディレクトリ constant 内のファイル kinematicCloudPositions、kinematicCloudProperties で定義されています。

メッシュは以下の通りです。

メッシュ メッシュ

計算結果は以下の通りです。

離散粒子の動き(粒子流入開始後の様子、色は流速の大きさ)
時刻0.01秒での離散粒子 時刻0.01秒での離散粒子
時刻0.1秒での離散粒子 時刻0.1秒での離散粒子
時刻0.2秒での離散粒子 時刻0.2秒での離散粒子
時刻1.0秒での離散粒子 時刻1.0秒での離散粒子

0.2秒前後で粒子が計算領域中間で引っかかったようになりますが、圧力分布を見ると全体の圧力が振動しているので計算が不安定化している可能性があります。

実行コマンド

cp -r $FOAM_TUTORIALS/lagrangian/MPPICFoam/column column
cd column

blockMesh
MPPICFoam

paraFoam

計算時間

3分15.81秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz