次へ 上へ 前へ 目次へ
次へ:*BOUNDARY 上へ:Input deck format 前へ:*BEAM GENERAL SECTION 目次へ


*BEAM SECTION

キーワードのタイプ:モデル定義

このオプションは材料プロパティーをビーム要素セットに割り当てるのに使用されます。パラメーター ELSET、MATERIAL、SECTION を設定する必要があり、またオプションパラメーターとして ORIENTATION、OFFSET1、OFFSET2 があります。パラメーター ELSET はパラメーター MATERIAL で指定された材料が適用されるシェル要素を定義します。パラメーター ORIENTATION を使用すると要素セットにローカル軸を割り当てることができます。有効化されている場合には材料プロパティーがローカル軸に適用されます。これは非等方的な材料挙動の場合のみ適切な設定になります。

パラメーター SECTION はビームの断面を定義し、長方形断面には値 RECT を、楕円形断面には値 CIRC を設定できます。長方形断面は2つの垂直方向の厚みによって定義され、楕円形断面は主軸の長さで定義されます。方向は現在のキーワード・カードの3行目で第1方向を指定することで定義されます。

OFFSET1 パラメーターと OFFSET2 パラメーターはビームの軸がユーザーに指定された直線によって定義される基準線とどのように関係するのかを表します。インデックス1とインデックス2はローカル接線に垂直なビームのローカル軸を表します。オフセットパラメーター方向を使用するにはローカル方向が定義されている必要があります。これは現在のキーワード・カードの3行目でローカル方向1を定義することで行なわれます。オフセットの単位はオフセット方向のビームの厚みです。従って OFFSET1=0 とすると第1方向で基準線がシェルの軸になり、OFFSET2=0.5 とすると第2方向で基準線がビームの上面に来ます。オフセットには任意の実数値を設定でき、ほとんど任意と言っていい断面のビーム、複合材料ビーム定義を作成できます。


1行目:

2行目:

3行目:

例:
*BEAM SECTION,MATERIAL=EL,ELSET=Eall,OFFSET1=-0.5,SECTION=RECT
3.,1.
1.,0.,0.

上記では材料 EL を(要素)セットEall内のすべての要素に設定しています。基準線は背面の第1方向、中央面の第2方向です。また第1方向の厚みは3単位長さ、第2方向の厚みは1単位長さです。第1方向はグローバルX軸です。


サンプルファイル: beamcom、beammix、shellbeam、swing


次へ 上へ 前へ 目次へ
次へ:*BOUNDARY 上へ:Input deck format 前へ:*BEAM GENERAL SECTION 目次へ
guido dhondt 2016-03-08