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*RESTART

Keyword type: prestep (*RESTART,READ), step (*RESTART,WRITE)

場合によっては計算全体をやり直すのではなく、以前の計算の続きから行いたいということがあります。そういった場合は *RESTART の登場です。このキーワードを使うと後で再開するために結果を保存したり、以前の計算の続きを行なうことができます。

このキーワードには以前の結果を読み込むのか(READ)、後で再開するために現在の計算の結果を保存するのか(WRITE)を指定するための必須パラメーターがあります。このパラメーターは *RESTART キーワード・カードの直後に設定する必要があります。

READ を指定した場合には、パラメーター STEP を使って以前の実行結果のどのステップを読み込むのかを指定できます。デフォルトは1です。結果は以前の実行時に生成された「ジョブ名.rin」というバイナリーファイルから読み込まれます。リスタートファイルには任意の数のステップ、ステップ内にある任意のデータを保存できます。例えば、以前の実行結果で生成されたセットに基づいて新しい荷重を定義することが可能です。設定する場合には *RESTART,READ 行は入力デッキの最初の非コメント行にする必要があります。

WRITE を指定した場合には、(パラメーター FREQUENCY で)結果を保存する頻度を指定することができます。頻度が2であれば、結果は2ステップごとに保存されます。デフォルトは1です。結果はバイナリ形式の「ジョブ名.rout」というファイルに保存されます。同名の既存ファイルは最初の書き込み操作の前に削除されます。「新しいジョブ名.inp」という名前のジョブを後で再開する場合、「ジョブ名.rout」ファイルの名前を「新しいジョブ名.rin」に変更する必要があります。*RESTART,WRITE は *STEP 定義内で使用してください。


1行のみ:

例:
*RESTART,READ,STEP=2

上記では以前の計算のステップ2の結果を読み込んでいます。

例:
*RESTART,WRITE,FREQUENCY=3

上記では3ステップごとに結果を書き出しています。


サンプルファイル: beamread、beamwrite


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guido dhondt 2016-03-08