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ポンプ

図101: ポンプの特性
\begin{figure}\epsfig{file=Liquidpump.eps,width=7cm}\end{figure}

ポンプは全水頭の増加に対して全流量がどのように変化するかの曲線(図101)で特徴づけられます。。全水頭 h は以下で定義されます。

$\displaystyle h=z+\frac{p}{\rho g},$ (37)

ここで z は標高、p は圧力、ρ は液体密度、g は重力加速度です。全流量 Q は以下を満たします。

$\displaystyle Q = \dot{m}/\rho,$ (38)

$ \dot{m}$は質量流量です。*FLUID SECTION,TYPE=LIQUID PUMP の下に特性曲線の離散的なデータ点を入力することでポンプの特性を定義できます。データ点は全流量が増加し、それに対応する全水頭が減少する順番に与えなければなりません。10組以上のデータ点を入力することはできません。データ点の間はCalculiXによって補間されます(図101の実線)。定義されている範囲の外側の流量値については外挿が行なわれますが、外挿形状については流量値の位置に依存します(図101の破線)。最小の流量データ点以下の正の流量値では、最小の流量と同じ全水頭になります(水平の破線)。負の流量値ではこの領域におけるポンプのゼロ流量条件を模擬するために全水頭は急激(α=0.0001)に上昇します。最大の流量データ点を超える流量値では全水頭は同じ傾き α で急速に減少します。

使用する要素には *DLOAD カードの重力タイプで重力加速度を指定する必要があります。材質特性 ρ は *DENSITY カードで定義することができます。


サンプルファイル: centheat1


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guido dhondt 2016-03-08