*CONTACT FILE
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*CONTACT FILE

キーワードのタイプ:ステップ

このオプションを使用すると、後で CalculiX GraphiX で可視化するために、選択された節点接触変数をファイル「ジョブ名.frd」に保存することができます。選択できるのは以下の変数です(四角かっこ[]内のラベルは .frd ファイルで使用されるものです。周期対称性のある周波数計算では実部、虚部の両方が保存されます。それ以外の場合には実部のみが保存されます。):

接触は非線形バネでモデル化されているため、接触エネルギーはばねエネルギーと対応しています。また変数は全てスレーブ節点に保存されています。

相対的な接触変位は3成分のベクトルになります。最初の成分はクリアランス、つまりスレーブ節点とマスター面の間の距離です。負の値のみが保存され、これはマスター面にスレーブ節点が侵入していることを表します。正の値(つまり適切なクリアランス)はゼロに設定されます。2番目、3番目の成分は2つの接触面の間の相対変位をマスター面に投影したものを表します。これを得るために2つのローカル接線方向単位ベクトルがマスター面上に定義されます。1つ目はグローバルX軸をマスター面へ投影し、規格化したベクトルです。グローバルX軸がマスター面に対して直角に近い場合は、グローバルZ軸ベクトルが投影されます。2つ目はマスター面にローカルに垂直なベクトルと1つ目の接線単位ベクトルの外積によって得られるベクトルです。2つの接触面の間の相対変位を1つ目、2つ目の単位接線ベクトルに関してマスター面に投影したものがそれぞれ CDIS の2番目、3番目の成分になります。これらが計算されるのは *FRICTION の下で摩擦けし宇宇賀定義されている場合だけです。

同様に接触応力もベクトルになります。第1成分は接触圧力で、第2、第3成分はそれぞれスレーブ面のせん断応力ベクトルを1つ目、2つ目の単位接線ベクトルに関してマスター面に投影したものです。

選択されている変数はモデル全体で保存されますが、保存されるのは接触定義のスレーブ節点における非ゼロの値だけです。

ステップ内で*CONTACT FILE キーワード・カードが最初に現れた時点で、ファイル出力のために選択されている古い節点接触変数は全て消去されます。ステップ内で *CONTACT FILE が使用されていない場合には古いステップでの選択が適用されます。古いステップが存在しない場合には節点接触変数は保存されません。

オプションパラメーターは FREQUENCY、TIME POINTS、LAST ITERATIONS、CONTACT ELEMENTS の4つです。これらは互いに排他です。

FREQUENCY はステップが複数のインクリメントで構成されている非線形計算に適用されます。デフォルトは FREQUENCY=1 でこれは全インクリメントの結果を保存することを意味します。Nを整数として FREQUENCY=N とするとインクリメント N 個ごとに結果を保存します。またステップの最後の結果は必ず保存されます。もし最後の結果だけを保存したい場合は N を非常に大きな値に設定してください。値 N は*OUTPUT*ELEMENT OUTPUT*EL FILE*ELPRINT*NODE OUTPUT*NODE FILE*NODE PRINT*FACE PRINT*CONTACT OUTPUT*CONTACT FILE*CONTACT PRINTに適用されます。もしこれらキーワードの複数で互いに矛盾する値 N の FREQUENCY パラメーターが使用されている場合には全てに対して最後の値が使用されます。別の FREQUENCY パラメーター、TIME POINTS パラメーターで上書きされるまで、FREQUENCY パラメーターは複数のステップにわたって有効です。

パラメーター TIME POINTS を使用すると *TIME POINTS キーワードで定義した時点系列を参照することができます。この場合にはステップ内の系列の全時点とステップ終了時の出力が得られます。他の出力は保存されず FREQUENCY パラメーターは無視されます。ステップ内で有効にできるのはひとつの時点系列だけです。複数設定された場合にはキーワード・カード *EL FILE*EL PRINT*NODE FILE*NODE PRINT*FACE PRINT*CONTACT FILE*CONTACT PRINT の中で最後に定義されたものが有効化されます。TIME POINTS オプションをプロシージャ・カードの DIRECT オプションと一緒に使用することはできません。別の TIME POINTS パラメーター、FREQUENCY パラメーターで上書きされるまで、TIME POINTS パラメーターは複数のステップにわたって有効です。

パラメーター LAST ITERATIONS を使用すると最後のインクリメントの全てのイテレーションでの変位が ResultsForLastIterations.frd という名前のファイルに保存されます(CalculiX GraphiX で開くことができます)。発散が起きた場合にデッバグする際、便利です。このパラメーターが設定されていないときにはこのファイルは保存されません。

パラメーター CONTACT ELEMENTS を使用すると各イテレーションで生成される接触要素が contactelements.inp という名前のファイルに保存されます。CalculiX GraphiX で frd ファイルを開いている場合にはコマンド「read contactelements.inp」でこのファイル読み込み、セット contactelements_stα_inβ_atγ_itδ 内の要素をプロットして可視化することができます。ここで α はステップ番号、β はインクリメント番号、γ は試行番号、δ はイテレーション番号です。

CDIS と CSTR の結果は一緒に保存されることに注意してください。つまり CDIS を指定すると自動的に CSTR が保存され、またその逆も成り立ちます。


1行目:

2行目:

例:
*CONTACT FILE,TIME POINTS=T1
CDIS,CSTR

上記では、時点系列 T1 で定義された全ての時点での相対的な接触変位と接触応力を .frd ファイルに保存しています。


サンプルファイル: cubef2f2


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guido dhondt 2016-03-08